本を読んだあと,メモを取るようにしています。私が実践しているメモの取り方を記録しておきます。
読書メモの取り方
これまでにInstagramで300冊以上の読書記録を投稿してきました。読書のあとにメモを取るようにしているのですが,その方法が少しずつ確立してきたので記録に残しておきたいと思います。
使用しているアプリ
使用しているアプリは,Obsidianです。Obsidianは以前こちらの記事「 💎2025.1月ver. Obsidianの運用 」でも紹介しました。
ObsidianはローカルにあるMarkdownファイルを扱うアプリです。Obsidianには,さまざまなコミュニティプラグインと呼ばれる拡張機能が用意されていて,必要に応じてカスタマイズすることができます。
本を読んだら必ずこのObsidianでメモを残すようにしています。主な流れを紹介します。
読書メモワークフロー
本を読み始めてから,メモが完成するまでのワークフローを作成してみました。
flowchart
P{紙の本ですか?} -- はい --> A
P{紙の本ですか?} -- いいえ --> Q1[/電子書籍を読む\]-->R
R{重要だと思う?} -- はい --> E1[線を引く] -->S
R{重要だと思う?} -- いいえ --> S
S{まだ続きがある?} -- はい --> E2[読み進める] -->R
S{まだ続きがある?} -- いいえ -->Q2[\電子書籍を読み終わる/]
A(本を読み始める)
B(読書メモ完成)
C[読書終わり]
D{本の評価は?} -- 面白い --> E[線を引く] --> F
D{本の評価は?} -- そこまででは… --> F
F[時間をおく]
G[メモページの作成]
H[メモを取る]
A --> C
C --> D
Q2 --> F
F --> G
G --> H
H --> B
本を読む
まずは普通に本を読みます。この段階では,線を引いたり,メモを取ったりすることはありません。付箋も使わずに通読します。読んでいる途中で線を引いたり,メモを取ったりしないのは,読書環境に制限をかけないためです。
ペンや付箋を本と一緒に持ち歩くと,本を読める場所に制限がかかります。例えば,「読書するときは気になったところに線を引く」と決めたとしましょう。そうすると,ペンがないときに読書ができなくなってしまうのです。
ペンがあるときにまとめて線を引こうというのはほとんど無理だと思います。後回しにしてしまうと,線を引く箇所を忘れてしまいます。そもそも,線を引くこと自体を忘れてしまいます。
そんな事態を防ぐために,「1回目に本を読むときは何もしない」とはじめから決めているのです。
ちなみに,ペンや付箋などの道具を使わない方法として,「気になったページの端を折る」ことを実践している方もいます。私の場合,本のページを折ることに心理的な抵抗がはたらいてしまうため,実践していません。
これは紙の本の場合です。例外として電子書籍の場合は,1回目の読書の時からマーキングをしていきます。紙の本であれば,ページをめくる感覚から,どのあたりに何が書いてあったかをだいたい把握できます。しかし,電子書籍で後から線を引きたいページを探しても,ページ数の感覚が薄いため,時間がかかります。(単語検索をすれば探せないことはないけれど,ちょっと面倒)
そのため,電子書籍で本を読むときは,1回目の読書からガンガン線を引いていきます。後から探すのが手間になるため,あらかじめ線を多めに引いておいて,後から消すということをしています。
時間をおく
本を読み終わったら,すぐに読書ノートの作成には移りません。しばらく時間をおくようにしています。なぜなら,本を読み終わった後は,内容を客観的に判断することが難しく,特に重要ではないところにも線を引きがちだからです。
1日くらい時間をおけば十分だと思いますが,メモをする時間が取れないときは,1週間,1ヶ月…と時間がかかってしまうケースもあります。
読んでからメモを取るまで1ヶ月以上時間をおいた本は,あまり面白くなかった本であることが多いです。メモをする箇所が少なかったり,メモの内容が思いつかないからです。
一方で,面白かった本は,読んだ後すぐにメモの内容が浮かびます。すぐにメモを取ろうとする意欲もあり,その心理的ハードルの低さがメモを取るまでの時間に反映されているのだと思います。
線を引いたり,メモを取ったり…
ここからは,本の評価によって方法が分かれます。
まずは,評価があまり高くない,普通の本です。
本をたくさん読んでいると,本棚があっという間にいっぱいになってしまうので,定期的に手放すようにしています。手放す本は,買い取りに出すことが多いので,次の持ち主にできるだけきれいな状態で届けたい。
そういった本は,線を引かないまま,パラパラとページをめくりながらメモする箇所を探していきます。1回目の読書で通読しているため,どこに何が書いてあるか把握している状態です。
メモをする基準は
- 他の本にも書いてあって,重要だと思われる記述
- 新しい発見
- 他の人に紹介できそうなところ
などです。きっちり決めているわけではないですが,本を手放すことになったとしても記述を残しておきたいかどうか,で判断しています。
次に,評価が高い本のメモの取り方です。評価が高い本は自分の本棚に今後も残り続ける可能性が高い本です。後から参照することもあるため,遠慮なく線を引きます。
線を引くときに使用しているのは,ダーマトグラフです。ダーマトグラフは色鉛筆のように削る必要がなく,重宝しています。
本に直接メモを書き込む方法もあるようですが,本の紙質は直接ペンで書き込まれるのに適していなかったり(滲んでしまう),形状が書きにくいため,線を引くだけにしています。
具体的なメモの書き方
いよいよObsidianにメモを取ります。Obsidianを起動したら,読書メモのページを作成します。ページの作成には,コミュニティプラグインの「Book Search」を使用しています。
Book Searchは,書誌情報を検索してページを作成してくれるプラグインです。
タイトルを入力し,検索結果から該当の本を選ぶと,あらかじめ設定しておいたテンプレートが適用されてページが完成します。
プロパティはこんな感じ。
自分で入力しなければいけない箇所は4箇所だけ。後はテンプレートの設定で,あらかじめ情報が入るようになっています。
- Reference note
形式的な本の分類。読書に関する本であるため,この本は「読書」に分類されている。 - Review
本の5段階評価。星5の本はそれほど多くない。
- Permanent note
本を読んで得た重要な気づき。別のページとして独立させている。
- Literature note
読書メモが入っているフォルダ。内容が似ている本や同じシリーズの本の情報をリンクさせる。
(Zettelkastenをベースに,少しアレンジを加えています)
notionを使用していたときにも同じようなことをしていたのですが,Book Searchのほうが圧倒的に早いです…!
ページを作成したら,気になった箇所のページ数と引用,それに対する感想をメモしていきます。このメモの仕方は,「読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版] 」で紹介されていた「ねぎま式」という方法です。
焼き鳥のねぎまは,肉とねぎが交互にならんでいます。これと同じように,本の記述と感想を交互にメモする方法です。
実際のノートがこちら。
引用ブロックの上部にページ数,その下に感想を記入しています。画像一番下のブロックは,Obsidianに保存されている他ページのリンクプレビューです。
本の内容から関連した,特に重要な記述や示唆は,改めて別のページを作成しています。
続けられる読書メモを
読書メモの作成までの流れを紹介しました。はじめからこのメモの仕方をしているわけではなく,読書を続けながら少しずつ改善を繰り返してきた結果,この方法に至っています。
どの方法も,自分に合わない部分は必ずあります。自分なりにアレンジを加え,継続できるメモを探してみてください。
