Sometimes we read technical books to learn something. This book is about how to read, how to choose, and how to read not only technical books. I would like to introduce this book to you because I learned a lot from it.
何を読むべきか
書店に行くと,沢山の本がある。マンガ,雑誌,専門書,学習参考書,小説など,様々なジャンルの本がある。そのなかから,自分にあった本を選ぶにはどうすればよいのか。
セレンディピティ的な,偶然の出会いを期待するのであれば,目を瞑って本棚から1冊を選べば良い。ある古本屋では,本の中身が見えないようになっているあみだくじの要素を取り入れた販売方法を実践していた。
小説であれば,偶然の出会いも良いかもしれないが,技術書であれば,自分のレベルに合った本を選ぶ必要がある。では,どのように選べばよいのか。
ランキングを参考にする
「売れている本=自分にあった本」というわけではないが,万人に受けている本が自分に合う確率は高いのではないかという考え方だ。
書店の入り口に面陳されているものであったり,サイトのランキングを参考にするという選び方である。個人的には,技術書を選ぶ上では,ランキングを参考にしたことはあまりない。
著者・出版社で選ぶ
過去に読んだことのある分かりやすい本の中から,著者・出版社を参考にして選ぶという方法だ。
例えば,Pythonであれば「Python ◯年生」が何冊か出ている。また,技術書で有名なオライリー・ジャパンの本など,出版社が同じ本を選ぶとよい。
著者・出版社が同じ本は,説明の仕方や図のレイアウトが同じであることが多い。過去に読んだ本の中で,分かりやすいと思うものがあれば,同じ著者・出版社の本を選ぶと良い本に出会えるかもしれない。
この選び方は,小説にも適用できる。
番外編 くじ引き読書法
興味分野を広げるための読書術として「くじ引き読書法」という方法が紹介されている。その名の通り,くじ引きのようにランダムに選書するという方法である。
本にはISBNという一意に定められた番号がある。そのISBNを乱数で発生させて,ヒットした本を読むという方法である。1年に1度ほどの頻度で行うと良い。
どうやって読むのか
読む本が決まったら,どうやって読めば良いのかという問題に直面する。ある程度読書をしている人なら分かると思うが,読んでいても,内容が身に付いている感じがしない,すぐに忘れてしまうということがある。
せっかくお金と時間をかけて読んでいるのだから,読んだ内容を自分のものにしたいところである。
サンクコストの考え
サンクコストとは,「埋没費用」という意味で,すでに発生して取り消すことのできない費用ということである。
読書の場合,自分に合わない本を読んでいる時間がサンクコストにあたる。自分に合わない本を読む代わりに,他の生産的な活動をしていれば,自分にとってメリットがエられたかもしれない。
初めに投資した書籍代に加えて読書の時間も無駄にしているという考え方を取り入れるのである。
- 同じ本を何度も読む
- はじめの1回は流し読み
- 2回目は手を動かしながら
- 3回目はノートにまとめながら
という方法が紹介されている。
1回目の読書で時間をかけず日本の概要を把握することで,自分にとって適切な本かどうかを判断する。全く内容が入ってこない,という場合は,2回読んでもメリットが得られないので,読むのをやめてしまう。
1回目の読書の結果,もう少し詳しく知りたいと思った場合は,ソースコードを実際に入力しながら読む。
3回目は,ノートにメモを取りながら読む。Qiitaなどにまとめるもの良い。
やはり読書をするのであれば,多少の費用がかかるのは覚悟しなければならない。パレートの法則(80:20の法則)にもあるように,重要な部分は全体の一部に集約されていることが多い。枝葉末節にこだわらず,幹の部分だけを見て判断し,潔く切り捨てることも大切である。
成果を出すための読書
一点突破読書法
一点突破読書法とは,特定の分野の本を複数札揃えて,集中的に改善するという方法である。最低でも同じ分野で20冊の読書を推奨している。得意分野であっても,ナンバーワンになるのは難しい。しかし,複数分野の組み合わせによっては,オンリーワンになれる可能性がある。
1年あたり1つの分野でそれなりの知識を身に付ければ,3年で3つ,オンリーワンを実現できるはずである。
いざ,読書の道へ!
ここまで,重要だと思った部分を中心に抜粋した。他にも,オーディオブックの活用や読書記録,論文の読み方などが紹介されている。もし,技術書や専門書を通してインプット・アウトプットしたい!と思っているのであれば,手にとってはいかがだろうか。(小説しか読みません!という方は,ちょっと違う,と感じてしまうかも)