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@recording117’s blog

@recording117のastro-notion-blogです。

📝 勉強に関する独り言 その1

💡
We have thought about study, including why people study and how they can continue to learn as adults.

人々が勉強をする理由や大人になってからも学び続けるにはどうすればよいかなど,勉強について考えてみました。

勉強しなくてもどうにかなる?

最近,中学生の勉強に対する考え方が変化してきているように感じています。

勉強=嫌なものという考え方が存在しているのは,残念なことですが昔から変わらない気がします。勉強よりも遊びのほうが楽しいと思うのは,いつの時代でも普通に見られたことでしょう。

しかし,少し前までは,「勉強しないといい学校に入れない(いい仕事に就けない)」という言葉に代表されるように,周囲や社会からの圧が強く,勉強の必要性を感じる場面が多くあったのではないでしょうか。

そのため,程度の差はあれ,受験が迫ると勉強に力をいれる人が増え,「勉強しないとまずい」といった雰囲気を感じることがあったと思います。

一方,現在は通信制をはじめとする学びの場の多様化や,少子化の影響による定員割れの学校の増加といった状況があります。その影響で「勉強しなくてもどこかしらの学校には入れるだろう」という意識が強くなってきているのではないでしょうか。

勉強が楽しくない

そもそも,勉強は楽しいものなのか,について考えてみたいと思います。勉強の範囲をどのように捉えるかにもよりますが,ここでは小中学校で学習する5教科の学習を勉強と捉えておきます。

2014年に,小学校4年生~中学校2年生を対象に行われた調査によると,勉強が好きと答えた小学生は約6割であるのに対し,中学生では約4割にとどまる,という結果が出ています。

https://benesse.jp/berd/up_images/research/Survey-on-learning_ALL.pdf

これは,学年が上がるごとに学習内容が難しくなるため,挫折経験が積み重なっていくためであるのではないかと考えられます。わかる・できるという経験と楽しいという実感は密接に結びついていると読み取れます。

また,勉強を妨げる要因である娯楽についても目を向けてみましょう。最近の小中学生の娯楽は,スマホやゲームです。ひと昔前の娯楽よりも個別最適化されています。自分の一番好きなものに,無料で手軽にいつでも触れられる。娯楽としては最高ですが,勉強と妨げる誘惑として捉えたときには最も厄介な存在となります。

娯楽と勉強を比較したときに,楽しいのは娯楽であると答える人が多いのではないでしょうか。勉強の楽しさは勉強をした人にしかわからないというジレンマがあると思います…。

ですが,そんな状況でも勉強をする人もいます。その人たちは,なぜ勉強をしているのかについて考えていきます。

なぜ勉強するのか

勉強する理由をガーッと書き出してみました。主観が含まれるため,正確性に欠ける部分もあると思いますがご了承ください。

勉強そのものを単純に面白いと感じている

  • 知識欲が強いタイプ。
  • 幼少期に勉強でプラスの経験をしたことがある。
  • すべての分野で,面白いと思うのは難しいかもしれない。

勉強を競争と捉えている

  • 学問として面白いというわけではない。競争として考えている。
  • トップ層に多い。
  • ライバルがいる。

規範意識

  • 勉強する理由を考えたことがない。素直。
  • 目的はなく,なんとなく周りがやっているから自分もそれなりにやっている。
  • 規範意識が強い。
  • 環境に左右されやすい。周りがやらなくなったらやらない。

必要に迫られて

  • 資格を取るため,受験に合格するためなど,目的がはっきりしている。
  • 必要性がなくなったら勉強しない。
  • 本当は勉強はしたくない。

役立つからやる

  • 勉強したことが将来に直結すると考えている。
  • 役に立たないと思ったことは勉強しない。実利的な勉強。

自分磨き

  • 勉強している自分が好き。
  • 成長,向上心が強い。
  • 勉強を通して自信をつけたい。
  • 筋トレやダイエットに似ている。

憧れ

  • 憧れが原動力。先輩と同じ学校に入りたい,◯◯部に入りたい。
  • 勉強を手段として捉えている。

色々と勉強する理由を考えてみました。他にもありそうなので,「自分はこういう理由で勉強しています!」という人がいれば,ぜひ教えて下さい。あなたはどのタイプでしょうか。

学び続けるためには

今度は,長期的な視点から勉強を考えてみましょう。現在は,VUCAの時代と言われています。VUCAとは,変動性 (Volatility)、不確実性 (Uncertainty)、複雑性 (Complexity)、曖昧性 (Ambiguity) の頭文字を取った言葉で,変化が激しく,予測ができない時代状況を表す言葉です。このような時代では,変化への対応力が求められます。

社会人になるまでに学んだことだけで生き抜くのは難しく,継続的な学習が必要とされています。では,学び続けるためには,勉強に対してどのような姿勢で取り組めばよいのでしょうか。

勉強をする理由は人それぞれであり,その時に置かれている状況や対象によっても変化するでしょう。

例えば,趣味としての勉強は,その学問を「単純に面白いと感じている」という理由で始めるでしょう。その趣味が転じて仕事になれば,生計を立てるためという「必要に迫られて」に変化するかもしれません。

また,仕事で資格を取得しないといけない場合は「必要に迫られて」勉強をしていることになりますが,それが昇進に関わるなど,競争の要素があるのであれば「勉強を競争と捉えている」にも当てはまるような気がします。

このように,勉強する理由は,1つを不変的に持ち続けているわけではなく,複数の要因が絡んでいたり,変化することもあるのです。

小中学生には,どの理由で勉強してほしいか

ここからは,あくまでも個人的な願望です。身勝手な意見だと思って読んでください。

少なくとも小学生のうちは「勉強そのものを単純に面白いと感じて」勉強をしてほしいです。ほとんどの人は,中学を卒業するまでの間に受験を経験します。これは,中学・高校入試に限らず,各種検定試験なども含めて考えてください。

これらの勉強には,順位や点数,合否などの結果がつきまといます。良い結果を得るために,努力して勉強するのが悪いわけではありません。合格したときには努力が報われた達成感が得られますし,苦しい時期を乗り越えたときの解放感もあるでしょう。(この書き方からも,勉強=苦しいというイメージになっていることがわかりますね…。自分がゆとりを持って勉強に当てられるリソースを遥かに超えて勉強しなければいけない「受験勉強」は辛いものです。

しかし,努力したにも関わらず,思うような結果が出なかった場合はどうでしょうか。他の楽しい時間を我慢して勉強したのに,花開かなかった。そのような経験をしてしまったときには,挫折感だけが強く残ってしまうかもしれません。

つまり,結果が求められる勉強は,結果が出なかった場合に払う代償が大きく,勉強そのものの楽しさを感じにくいのではないか,という考えです。もちろん,勉強の過程で「わかった!」「そういうことか!」といった発見や驚きがないわけではありません。「不合格」の3文字はそのような勉強の楽しさを吹き飛ばしてしまう可能性があるのです。その挫折が,勉強=苦しいもの というネガティブなイメージを植え付けて,必要に迫られない限り勉強しない人を増やしているのではないかと思うのです。

いずれは,受験を経験するのだから仕方ないと言ってしまえば,それはその通りなのです。しかし,結果を求められない勉強の楽しさを知らないまま大人になってしまうのはもったいない。勉強の楽しさを初めて知るのが,「合格」を目にしたときだけではもったないのです。

受験を経験する前に,勉強自体の楽しさに気づかせる。そうすれば,学生時代に挫折を経験したとしても,大人になってから勉強に戻って来られるのではないでしょうか。

大人の贅沢な勉強

最後に,大人が趣味として行う勉強についてです。総務省統計局によると,仕事をしている大人の学習・自己啓発・訓練の時間は週に平均7分という驚きの結果が出ています。平均値で7分というのは,ほとんどの人が7分程度しか勉強していないのではありません。ほとんどの人が全く勉強しておらず,勉強している人の平均は2時間くらいだそう。

出典「令和3年度社会生活基本調査」(総務省統計局)

大人になってからも資格試験や昇進試験など,結果を求められる勉強はもちろんあります。しかし,資格試験の中には,温泉旅行検定やねこ検定など,合格・不合格はあるもの,結果を強く求められるものではない,趣味の延長のような勉強もあるのです。

こうした勉強は,強制されて行うわけではありません。使える時間を自由に,無理のない範囲で行うことができます。ゆっくりと行う勉強にも良さがあるので,こういったものから始めてみるのはいかがでしょうか。